番号バンゴウ e1
分野ブンヤ 液状化および側方流動に対する構造物の挙動
タイトル 1999年トルコ・コジャエリ地震による側方流動
−サパンジャ湖周辺における事例分析−
著者チョシャ  濱田 政則(早稲田ワセダ大学ダイガク理工リコウ学部ガクブ
 犬塚真一(早稲田大学理工学部)
○喜田和政(早稲田大学理工学部)
 石塚安洋(早稲田大学理工学部)
概要ガイヨウ  筆者らは、既往地震による側方流動の事例分析、液状化土を非線形粘性流体とみなした場合の相似則および模型地盤の流動実験などに基づき、傾斜地盤の地表面変位の半経験・半理論予測式を提案している。この式は液状化層が複数層に分かれた多層地盤に適用可能な地表面変位の予測式であり、1964年新潟地震、1983年日本海中部地震、及び1995年兵庫県南部地震における事例を用いて地表面変位量の実測値と半経験・半理論予測式におけるパラメータとの相関についての検証を行った結果、予測式は良好な精度で実測値を説明していることが分かった。
 そこで今回、既存のデータに加えて、1999年トルコ西部で起きたトルコ・コジャエリ地震における液状化被害のうち、サパンジャ湖南岸にあるサパンジャホテル周辺の被害に着目し、地盤・地形条件など地表面変位量に影響を与える要因と予測式の関係についてさらなる検証を行い、既往地震における検証結果と比較した。
戻る